介護に関すること
 

腹腔鏡手術を支援する内視鏡ロボット手術

ロボット手術と言っても機械が自動的に手術を行う事ではなく、患者のお腹に開けた小さな穴に手術器具を取り付けたロボットアームと内視鏡を挿入し、医師がサージョンコンソロールと呼ばれる操作ボックスの中で内視鏡画像を見ながら操作して手術を行います。これまで前立腺がんの全摘手術には開腹手術と腹腔鏡手術がありましたが両方の利点を併せたものがロボット手術だと言えます。

この手術は、従来の開腹手術では大きな手術痕が残ってしまいましたが、腹部に鉗子を挿入する小さな穴を数か所開けるだけで手術痕もほとんど目立たず、術後の痛みも軽くなります。炭酸ガスで腹腔内を膨らませるため出血量も少ないです。鉗子の動きも操作が容易で人間の手首や手のように操作できます。画像では3次元画像を見る事で、正確かつ安全な手術が可能で視野も5〜15倍まで拡大できカメラも術者が自由に操作できます。